白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】


いつだって泰然自若、クールな学年首席。



今は、まるで泣いているみたいに声が震えている。



それは面に出さないのは、さすがとしか言えないけど……俺にはそっちの方が淋しかった。
 



ごめん。


悪い。


どんなにお前が言い繕ってくれても、俺はお前ではない。



壱星みたいには……考えたことが、ない。
 



そして、理解出来ない。




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