白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
俺はぶすっとした気持ちを隠せず言った。
しかし刹那はからりと交わす。
「そんなんつまんないじゃん」
「つまるとかで生きてんのか」
「生きてるよ。基本」
「……お前」
さすがに呆れてしまうよ。
そこまで悲観的に自嘲出来るかね、高校生。
刹那だったらもっと違う何かがありそうなのに。
違う生き方もありそうなのに。
「さあて問題です」
「は? 何だよいきなり」
唐突に何を言うんだこいつは。
「私は、誰でしょう?」