続・銀髪姫と不良幹部
どうする?


この距離では蹴りが間に合わないっ。


仕方ねぇが…あれを使うかっ。


懐に手を入れあれを出そうとした瞬間、迫ってきていた男が消えた。


「ぐぇ!!」


男は飛ばされ、壁にぶつかり、カエルのような声を出していた。


…あれはあれで痛そうだな。


「ふぅ…なんとか間に合った」


長い髪は風になびき、強い意思を秘めた瞳は輝いている。


久しぶりにあった…。


〝私〟と〝俺〟を知る友達。


「胡桃…」


「やっほ!」


昔、闇に落ちた胡桃を助けたのが俺達の出会いだった。


あれから連絡は取り合っていたが…。


「なんでここにいんだ!?」


俺は何も教えてないはずだぞ?


どっから知ったんだ?


「こんなこともあろうかと、鳴海くんとメアド交換してたのよ」


「はぁ?!史音っ!?」


ばっと史音を見ると、ニコッと笑いやがった…っ。


< 178 / 232 >

この作品をシェア

pagetop