そばにいたい!〜二重人格王子とラブ同居⁉︎〜
「はーい」
定期と財布、それに鍵を持ったかをチェックして靴を履く。
「いってきまーす!」
「はい、行ってらっしゃい。」
お母さんに手を振られながら、私は学校へと向かった。
*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*
「今日から転校してきた、天宮だ。ほら天宮。一言挨拶しろ。」
若めの男の先生…確か、内田先生に促され震える足を一歩前に出した。
「お、親の転勤で引っ越しをしてきました。えっと……ど、どうぞよろしくお願いします。」
声は震えたし、文章は正しいかわかんないけどなんとか言えた。
まだ、心臓のバクバクという音が止まらない。
こ、こわかった…。
今は、クラスの人達を見れるような余裕はないけど、どんな人達がいるのか楽しみだな。
「んーとじゃあ、うん。あそこ空いてるな。窓際の後ろから2番目に座ってくれ。」
「は、はい…」
先生に指定された席を、見ようと始めて顔を上げて見たら。
えっ、嘘!
あそこにいるのは…
間違いなく、さっき会った結城くんだ。