そばにいたい!〜二重人格王子とラブ同居⁉︎〜
お母さんがお父さんのところに行くなんて言わなければ…!
安心して夏休みを楽しめたのにっ!
でも、抵抗しても無駄だろうな…。
おきよう。学校に遅れたくはない。
重い身体を無理やりベットから離して、ずっと鳴り続けていた目覚まし時計を手に取る。
ちょっと遅刻しちゃうかな?
のんびり時計の針を見る。
…ってやばっ!
ちょっとじゃない。
この時間は…相当遅刻だ。
いつもより30分起きるのがおそい。
うわあぁっ!どうしよう!!
慌ててブラウスに腕を通し、
ネクタイをキュッと結ぶ。