Lie friend ―嘘友―
みんなみんなそんな感じで。
「あら......、あの子1人で登校かしら。」
ひそひそと声が聞こえてくるにもかかわらず、あたしは気にしない。
気にしてたら、こんなとこでやっていけないでしょ?
我慢すれば済む事だし。
「大丈夫かねぇ?
危なっかしくて見てらんないよ」
だったら見んな!
......って思っても、意味ないんだよねー。
あたしが注目されるのは、当たり前なんだから。
学校に近づくにつれて、緊張してくる。
学校のみんなも、あたしを哀れみの目で見るの?
“あたし自身”を見てほしいのに。
誰か、“あたし自身”を見てくれる人が現れますように。