Lie friend ―嘘友―
そんなに光っていたら、あたしは熱中症になっちゃうよ。
目がクラクラしちゃう。
あたしは嬉しかったんだと思う。
家族以外の誰かに、そんな笑顔をもらったから。
「ねぇさ、新入生代表のあいさつって松岡さんでしょ?
もう行っといた方がよくない?」
「えっ、ってもうこんな時間じゃん!
送ってもらったくせにこんなに遅かったら、あたし怒られちゃう!
じゃあ行くねっ。
連れて行ってくれてありがと!」
あたしはそれだけ言うと、ステージの裏の方に急いで向かった。