無口な同期とイチャラブ♡オフィス


まあ、そんなわけで。私が一方的にちょっと優吾を気にしてるだけで特に仲が良いわけでもなく、ただの同期以外の何者でもない関係が1ヶ月くらい続いたある日。


新緑きらきら快晴の5月の昼下がり。

私は風間優吾に恋をする。



それは、お昼休み。社員食堂での事だった。


「西島さん、お昼行ってきていいよ」と販売部門のリーダー野瀬さんの許可を貰った私は、いつものように社食へ行きウキウキと日替わり定食を注文した。


うちの社食は美味しい。特に日替わり定食。玉子が好きな私はオムライスや親子丼など、玉子メニューのローテーションが多いここの日替わり定食をたいへん気に入っている。

や。そんな事はどうでもいい。大事なのは、この日わりと混んでいた社食で私が優吾と偶然相席になったと云う事なのだ。

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