無口な同期とイチャラブ♡オフィス
「風間くん、ここいい?空いてる?座っていい?」
「どうぞ」
優吾の向かいに空席をみつけた私は訊ねながら既にテーブルに定食のトレーを置く。
私の6分の1くらいの文字量で返事をした優吾は、うどんセットを食べていた顔を上げ僅かに微笑んで見せた。
優吾のこういう所、なんか好きだな。
「いただきます」
せっかくの熱々トロトロ半熟デミオムライスが冷めてはいかんと焦って玉子をスプーンで掬い口に運ぶ。
うーん美味しい。どうして玉子ってこんなに幸せな味がするんだろう。たぶん黄色だからだ。
とても幸せな気分になった私は上機嫌で向かいの席の優吾に話しかけた。