今さら恋なんて…
「んー。冷たくて美味しい」
「本当ですね。すっきりしますね」
「うん。フローズンカクテルって初めて飲んだけどいいねー」
「バリエーションはございますから、色々お試しになって…その中でお好きなものを見つける、というのもいいのではないでしょうか」
「ホント!?いいこと聞いちゃった」
羽生くんの言葉に、あたしは思わず声を上げる。
「…色々試す、って一度に飲み過ぎたらダメですよ?」
龍哉は隣で冷静な突っ込みをする。
「分かってるってば。でも、フローズンってアルコール低いでしょ?」
「いえ。このフローズン・ブルー・マルガリータは7度程度のアルコール度数ですが…中にはアルコール度数が30度以上のものもございます。…涼やかな見た目に騙されてはいけませんよ?」
羽生くんはそう言うと面白そうに笑った。