今さら恋なんて…
「ついでに結婚してくれ」
「…バカ」
「決めた。今夜はつーを潰す」
「……潰してみなさいよ」
シゲハルなりにあたしを慰めようとしてるんだ、って思って、あたしはシゲハルの誘いに乗ることにした。
どうせ、あたしが先に潰れて、タクシーに乗せられるだけだから…。
「よぉし。さすが、つーだ。じゃぁ、乾杯」
シゲハルはそう言って笑うと、アイス・ブレーカーのグラスを目線まで掲げた。
「乾杯。…潰れたら面倒みなさいよ」
あたしもグラスを掲げ、そう呟いた。
「当たり前だよ。放って帰ったりしないから安心して潰れろ」
シゲハルはそう言って笑うと、あたしの顔を眺めながら、アイス・ブレーカーを飲んだ…。