今さら恋なんて…
「え?それは誰が作っても一緒じゃないですか」
「バレたかー」
なんて2人で盛り上がっていると、
「…何か…この前より、仲良くなってますね」
って、羽生くんに突っ込まれた。
「……あはは」
「…そ、うかな?」
「ええ。いい雰囲気、ですね」
羽生くんの笑顔。
何だか、本当に嬉しそうに笑っている様に感じた…。
「…何か照れるね」
「…はい」
あたし達は口々にそう呟き、カクテルを飲む。
「あ…羽生くんもあの焼き鳥屋さん行くんだよね?」
あたしはふと思い出して、そう羽生くんに訊いた。
「あ。はい。…前園様も行かれたんですね」
「うん。羽生くんは“バーテンダー”って呼ばれてるんだよね?」
「はい…。アダ名の付け方が変わってるから…馴染めませんよね」
羽生くんは苦笑いを浮かべる。