今さら恋なんて…
そして…やってきたのは…あの焼き鳥屋さん。
だって仕方ないじゃん。
美味しいんだもん。
「あ。いらっしゃいー。また2人で来てくれたんだねー。やっぱ付き合ってるんだ。…隠すことないのにー」
「……」
「……」
相変わらずの店員さんの挨拶に、龍哉とあたしは顔を見合わせたあと、
「…こんばんはー」
「…こんばんはー」
ってぼそりと挨拶を返し、テーブル席に座った。
「んもー。仲良しだねー。何か飲む?」
「…生」
「…白ワイン…」
「はいよー」
店員さんが去って行くのを見送った龍哉は、
「今日は何食べますか?」
って、微笑みながら訊いてくれた。
「うーん。盛り合わせもやっぱいいよね。…あ。ピーマンの肉詰めもいいなぁ」
「いいですね。…俺は親子丼食べようかな…」
「え?親子丼?」