今さら恋なんて…



「か、かかか弱いなんてよく言えるね、あたしの悪行見てて…」


「悪行なんて大げさな」


「あんた…今までどれだけ酒癖の悪い女と付き合ってきたのよ」


「……あんまりお酒強い子は居ませんでしたよ…?」


「……」


それはどっちの答えなんだ?


“あたしなんか目じゃないくらい酒癖の悪い女としか付き合ったことない”のか、“酒豪で、酔うとすぐコテンと寝ちゃう様な女とばっかり付き合ってた”のか…。


どっちにしても…龍哉…肝座り過ぎだろ…。


「龍哉さぁ」


「はい?」


「女運悪いの…?」


「…さぁ?」

龍哉は苦笑い。


「……まぁいいや」


「え?」


「龍哉の前ではホントに何も飾らなくていい、って分かった」


「司さん…」


「でも…あまりに目に余る行動してたら止めてよ?」


面倒見きれない、って放置されても困るから、って続けると、龍哉は面白そうに笑って、

「はい。そうします」

なんて呟いたのだった…。



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