今さら恋なんて…



「……龍哉」


「はい?」


「…さっき、緊張してた?」


「……」


「ソファーで固まってたじゃん」


「……」


「んま、いいんだけどね…」


「……」


「…ウチに上がりたくなかった?」


「そんなことありませんよ」


「……じゃぁ」


「…やっぱり…夜遅くに一人暮らしの女性の家に上がるのは…なんて考えてたんです」


「……真面目か。この前は泊まったクセに」


「……」


「……嫌じゃなかったならいいよ」

拒絶されていたワケじゃない、って分かったあたしは満足して、おとなしく龍哉の腕に包まれていた…。



< 411 / 479 >

この作品をシェア

pagetop