今さら恋なんて…
勢いで…“帰らないで”なんて言ったけど…この先のこと考えたら怖い。
…龍哉は若くて細いし…イケメンだけど…あたしは…。
若くないあたしの体なんて…見せられない…。
自分で誘ったクセに、拒絶したら…怒られるよね?絶対…。
龍哉、怒って帰っちゃうかも…。
………どうしよう…。
でも、龍哉に失望されたくないし…。
困った…。
思わず青ざめながらそう考えていると、
「俺にも水ください」
って声とともに、ひょい、とグラスが取り上げられる。
「……」
グラスに残っていた水をごくごくと飲み干す龍哉。
規則正しく動くのど仏さえ…何だか綺麗に見えてくる…。
「?どうしました?飲んじゃダメでしたか?」
あたしの視線に気付いた龍哉が首を傾げる。