今さら恋なんて…
「ありがとうございます」
龍哉は柔らかく微笑んでそう言ってくれた。
「……ん」
頷いたあたしに、龍哉は優しいキスを返してくれる。
「でも、いいんですか?」
「ん。でも…もし負担になるなら…」
よく考えたら…いきなり合い鍵なんて重いよね…。
「負担だなんて…そんなことありませんよ。…でも、いきなり来ちゃったりしてもいいんですか?」
「いいよ。あ、でも…」
「はい。シーフォートとか外でもデートしましょうね」
「うん」
頷いたあたしに、龍哉も笑顔で応えてくれた。
言わなくてもあたしの気持ち、伝わったみたいだ…。
きっと龍哉も同じこと考えてたんだね。
「龍哉」
「はい?」
「無理して会いに来なくていいからね」
「……」