今さら恋なんて…



腰まで届きそうなロングヘアもあたしのトレードマークだけど…ショートカットにしたら本当に男になってしまいそうだから伸ばしているだけだし…。


あ。でも、昔、銀髪ハイライトなら入れてたことがあったけど…あの頃が一番ナンパやら告白が多かった気がするなぁ…。


「…どうしたんですか?」

黙り込んでしまったあたしを心配したのか、アタルは首を傾げる。


「あ。ごめん。何でもない。龍哉とは同期だからやっぱり仲いいの?」


「はい。もう1人同期が居ますけど、3人でメシ行ったりしますよ」


「…その同期もカッコイイの?」

思わずずいっ、とアタルに顔を近付けてそう訊いたあたし。


瞬間、アタルは声を上げて笑うと、

「遊川が言ってた通り、司さんってホントに“観賞”好きなんですね」

って、面白そうに呟いた。


“イケメン鑑賞が趣味”って言いやがったな、こりゃ…。




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