春川家の5兄妹
春川梓









俺たちは凪と夕の足音が聞こえ無くなるまで待った







はじめに口を開いたのは向こうの父親だった






「2人を部屋に戻して何のお話ですか?」







兄貴は優しい笑みを浮かべながら
小さい頃の話をした








母さんと父さんがいなくなり、兄貴はまだ子供なのに俺たち兄弟の将来を大人の中に紛れて堂々と話した日のことを…………………










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