悪魔な秘密の巫女男子
「ちょっとちょっとぉぉ。」
ルラが、あわててライガと火の守護師の元へと飛んできた。
「どうした?ルラ。」
「あっちに、ひずみが出来てるわよぉ。」
火の守護師があわてて
言われたほうにかけていく。
歪(ひずみ)
稀に、大地の裂け目や岩の隙間。
もしくは、海底の割れ目から出てくるエネルギーの靄みたいなものだ。
それにあてられると、
正気を失ったり、力がみなぎってると錯覚したりする。
いわゆるアブナイ薬のようなものだ。
大昔、戦争の際、戦士たちに与えたが
力を得るどころか、正気をうしなった危ないやつらが
無鉄砲に魔法を使って
自分らの町を破壊したもんだから、
それ以来、ひずみの靄が発生すると、
そこを封印することになっている。
ただ・・・
「く・・くっそぉ。
炎のひずみ・・じゃねーか。」
火の守護師が使える得意の火の呪文は、
炎系のひずみには、すこぶる相性が悪い。
火に、油を注ぐようなもんだ。
「皆の者!! 魔力の少ないものは第二部隊のほうまで退陣!
まだ、力のあるもので、
靄が広がらないように壁を!」
火の守護師が指示を出す。