悪魔な秘密の巫女男子

一応な、僕だって
鏡に映った僕をみてびっくりしたんだよね。

なかなか、美人じゃないかと。

まぁ、
彼女が施してくれた化粧と、
どうやら巫女であるっていう
ネームバリューが僕を 美人に仕立て上げているんだろうけど。





しかも、僕だって男だから、
こいつ、気があるんだろうな みたいなのは
わかるわけよ。


悪いなぁ、スーラ。
僕、男で。




なんか、申し訳なくなってくる。


「・・・巫女よ。
 巫女の、微笑みは『祝福』に値するから
 あまり、愛想を振りまいて、困ります。
 絶対に、笑わないでください。」

よくわからないが、
わかった。

笑うなってことだな。




うぅーん。
しゃべるな、笑うな、難しいな

気品のある 巫女って。


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