姫と王子の物語

「俺も…好きだよ。」
「若王子くん…?」
「俺も姫の事好きなんだよ!…だから、その、避けるなよ悲しいだろ!」

…これは幸せな夢だよね?
散々若王子くんを避けてて 好き だなんて…

「ひゃ!?」

若王子くんが私の頬をひっぱる。思いっきりひっぱる。痛すぎる。…え、痛い。

「夢じゃないって、分かっただろ。」

夢じゃない!!じゃあ若王子くんは本当に…。

「姫の事、好きだよ。」
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