愛されオーラに包まれて
泰河を見ると、いたって真顔。

「そうか。てっきり泰河のただのエッチな趣向かと思ってた」
『バーカ。でも俺がエッチになれるのは、遥香だけ』

と、私の胸をやわやわ揉み出す泰河。

「私だって、負けません」

私は分かっていた。

今さっき激しく一戦交えたのに、泰河の瞳はまだ熱を帯びている。

そんな時は言わずしてもう一回戦が確定。
でも、泰河にリードはさせない。

今日は私の誕生日。

いつも"おねだり"は時々するけど、今日はさらに、泰河の身体をはっきり欲しがる態度を取る。

「泰河ぁ、もっとちょうだい」

と、私が上になってキスをした。

夜が明けた1日は、私の実家に2人で挨拶に行こうと約束しているから、それまでの間・・・ね?
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