愛されオーラに包まれて
『ねぇ、どっちからアタックしたの?』

明日美さんが聞く。

『俺からだよ』

泰河が即答した。

"どんな言葉?""どこで落としたの?""どういうところが好きなの?"

人数が多すぎて、質問がまとまらない。
でも、さすがに、身体からの関係がきっかけだとは、言えないけど・・・

お母さんが淹れてくれたお茶をすすりながら、私達は質問攻めに答えた。

夜になって、大きなプレートが2台。
焼き肉パーティー。
これだけの人数だと、材料費だけでもすごい値段じゃない?

沢山肉があったはずなのに、あっと言う間になくなるんだもん。

みなみちゃんも、食べる食べる。
私の倍は食べているのではないかと。

『お前も食えよ』

泰河が小声で言う。

「食べてるよ」
『今食べてもらわないと、この後俺ん家帰ってからスタミナ切れ起こすぞ』
「!?」

泰河の言っている意味がすぐに分かった私は、顔を赤くしないようにがんばったら、余計に赤くなった、かも。

食材が全てなくなったところで、天馬さんが"タバコ吸いに行くけど、お前も行く?"と泰河を誘った。

『俺、今は吸わないよ』
『止めたの?』
『うん』
『へぇ、また。どんな風の吹きまわし?』
『遥香がタバコ嫌いだから』

その言葉に私が驚いた。
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