愛されオーラに包まれて
『テニスコート、ですか?』
花村が聞く。
「そう。今からテニスしま~す。プレーヤーは高松と神戸さん。シングルで勝負しましょう。ふたりとも、お願いしていたから用意はしているよね」
『はい』『はい』
外へ出て、テニスコートに向かう。
典型的な公立高校であるここにあるのは、やはり典型的なクレーコートが2面。
そのうちの1面を使わせてもらうことにした。
「桐生、お前審判やれ」
『分かりました』
シングルでの対決。軍配は高松に上がった。
コートの横でふたりの姿を見ていた玲奈が、
『あ~あ、私もあんな風にテニス出来るようにならないかなぁ』
『出来ないの?』
花村が聞く。
『だって、私が打ち返すボール、全部ホームランになっちゃうんだもん。もう運動音痴コンプレックスぅ~』
そんな風にボヤく玲奈がとても可愛いと思ってしまう俺。
だから玲奈、俺は運動音痴コンプレックスは、悪くないと思うぞ。
花村さえいなければ、耳打ちでもして教えてあげたいところだ。
『あ~、負けたぁ~』
着替えが終わって、俺のミニバンに戻ってきた神戸さんが言う。
さっき、高校に着いた時より、吹っきれた表情をしている。
花村が聞く。
「そう。今からテニスしま~す。プレーヤーは高松と神戸さん。シングルで勝負しましょう。ふたりとも、お願いしていたから用意はしているよね」
『はい』『はい』
外へ出て、テニスコートに向かう。
典型的な公立高校であるここにあるのは、やはり典型的なクレーコートが2面。
そのうちの1面を使わせてもらうことにした。
「桐生、お前審判やれ」
『分かりました』
シングルでの対決。軍配は高松に上がった。
コートの横でふたりの姿を見ていた玲奈が、
『あ~あ、私もあんな風にテニス出来るようにならないかなぁ』
『出来ないの?』
花村が聞く。
『だって、私が打ち返すボール、全部ホームランになっちゃうんだもん。もう運動音痴コンプレックスぅ~』
そんな風にボヤく玲奈がとても可愛いと思ってしまう俺。
だから玲奈、俺は運動音痴コンプレックスは、悪くないと思うぞ。
花村さえいなければ、耳打ちでもして教えてあげたいところだ。
『あ~、負けたぁ~』
着替えが終わって、俺のミニバンに戻ってきた神戸さんが言う。
さっき、高校に着いた時より、吹っきれた表情をしている。