愛されオーラに包まれて
『もう1週間切ったんだよな』
「うん」

結婚式まで今日入れてあと6日。

私たちはお風呂の後、ひとしきりベッドで交わった後だ。

『大丈夫か?』
「何が?」
『マリッジブルーみたいなやつ』

泰河はどんな心配してるの?

「ちょっと、自信持ってよ。私は泰河との結婚に、一点の曇りもございません」
『だよな。これだけ俺に愛されていれば、別の男を考えている暇はないよな』
「それでこそ泰河・・・」

私が言い切る前に、キスで塞がれた。

『何だかお前、さらに可愛くなった?』
「そういうこと、サラっと言っちゃう?」
『だから、止まらないんだよな』

そうやって、際限のない愛が今夜も私たちを眠らせない。

まだ月曜日なのに。
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