愛されオーラに包まれて
◎未来永劫、あなたを愛す~side HARUKA~
7月5日、土曜日。
時間は・・・10時くらいだろうか。
私の身支度はすっかり整い、新婦の控室にいる。
一緒にいるのは、お父さん。
可南子さんは遠慮して親族控室にいるそうだ。
『さっき、挨拶してきたよ、泰河くんのご両親やお兄さんに』
「そう。あっち家族多くて賑やかでしょ」
『そうだな』
お父さんは窓の外を見ていた。
「ねえ、お父さん。私ね、お父さんがいたから、泰河に出会えたと思ってるの」
『どうして?』
「お父さんがいたから大学も行ったし、大学行けたから龍成社に入れたし、龍成社に入ったから泰河に出会えたわけだもん」
私は、意を決して伝えた。
「お父さん、ありがとうございました」
私は頭を下げた。
『親に対してそんな挨拶するのは当たり前なんだろうけど、二度と会わないみたいな感じに聞こえるよな』
「そうだね。でも、私は一生お父さんの娘だから」
『それは届出制でも許可制でもなく、ま、生まれながらの運命だからな』
そう言ってお父さんは笑った。
時間は・・・10時くらいだろうか。
私の身支度はすっかり整い、新婦の控室にいる。
一緒にいるのは、お父さん。
可南子さんは遠慮して親族控室にいるそうだ。
『さっき、挨拶してきたよ、泰河くんのご両親やお兄さんに』
「そう。あっち家族多くて賑やかでしょ」
『そうだな』
お父さんは窓の外を見ていた。
「ねえ、お父さん。私ね、お父さんがいたから、泰河に出会えたと思ってるの」
『どうして?』
「お父さんがいたから大学も行ったし、大学行けたから龍成社に入れたし、龍成社に入ったから泰河に出会えたわけだもん」
私は、意を決して伝えた。
「お父さん、ありがとうございました」
私は頭を下げた。
『親に対してそんな挨拶するのは当たり前なんだろうけど、二度と会わないみたいな感じに聞こえるよな』
「そうだね。でも、私は一生お父さんの娘だから」
『それは届出制でも許可制でもなく、ま、生まれながらの運命だからな』
そう言ってお父さんは笑った。