愛されオーラに包まれて
『桐生さんのお家の玄関でしたキスが…すごく良かったんです。だから…』
「この場所だぞ。キスしたら、もう止められないこと、分かってて言っているのか?」

俺には、もうお前に1ミリの理性も存在しない。

だけど…

『私がしたいと思っちゃいけないんですか?桐生さんがしてくれないなら…』

と、高松から俺に唇を合わせてきた。

「ごめんな、高松にそんなこと言わせちゃ、ダメだよな」

と、一度離れた唇を、今度は俺から合わせに行った。

丁寧に、丁寧に、高松の口の中を味わう深いキス。

よく、ファーストキスはレモン味、とか例えられたりしたけど、高松とのキスの味は、どれにも変えがたい。

極上の甘さなんだ。
だから止まらない。

俺は高松の細い腰をさらに強く引き寄せて、続くキス。
このままだと互いの唇が腫れ上がってしまうのではと思うほど。

ようやく唇が離れた時には、互いの瞳は熱を帯びて、互いの身体を欲していることを容易に感じ取れた。

「今日は、俺に抱かれるんだと記憶してくれ。覚えてないなんて言われたら、俺、嫌だからな」

そう俺が言うと、高松は

『あの時はごめんなさい。だから今度は、はっきり桐生さんを感じたい』

高松がその言葉を言い終える前に、俺は高松を抱き上げて、ベッドに横たえた。
着ているブラウスのボタンを外し、インナーのホックを外し…
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