私の誠は…
紫音は真っ白い空間の中にいた。
「紫音。」
突如聞こえた柔らかい声。
最近はきつい言葉しか聞かなかった母の声。
「お母様!……え、、、」
駆け寄ろうとするにも動かない足。
紫音は自分と母の間に分厚い壁があるのを感じた。
不意に小さく足音がしたと思ったら、母の後ろに大勢の忍の仲間が立っていた。
その瞳はただならぬ決意に溢れていて、紫音は戸惑いを隠せなかった。
「…みんな、どうして……」
「紫音、よく聞いて。どうしても貴女に伝えなければいけないことがあります。」
すると、母や仲間の目が悲しく伏せられた。
「何…?」