ストーンメルテッド ~失われた力~

「っふ。......今の君の力では駄目なようだね」

背後から、嫌な予感のする聞き覚えのある声が聞こえた。

振り向くと、それは......

ナキアだった。

「こんな所で、何してるの?」

「俺? ......見物だよ。今の力で、君がちゃんと仕事が出来ているのかをね」

「......」

ただ、黙ってジュノはナキアを睨んだ。

「っははは。その表情、変わらず嫌いじゃないよ。......前にも、そんな表情をしたね。ジュノ」

「さぁ......。いつの事かしら?」

大事な部分の記憶を失っているジュノは、ナキアの発言に鳥肌を立たせた。

「いつの事だっただろうねぇ......」

そう言うと、ナキアはニヤリと気味悪く笑った。

「もう、放っておいて」

そう言って、ジュノは鳥肌を立たせたまま、家へ戻って行った......。


その直後、ナキアは誰かと連絡をとった。

「この間の話......覚えているかい? ..................決断をしたら、連絡をくれ。そうすれば、僕らと仲間入りさ」

そう言うと、ナキアは不気味にニヤリと笑った。
< 100 / 171 >

この作品をシェア

pagetop