ストーンメルテッド ~失われた力~


《 居酒屋•ディオニューソス 》


「そう言えば、聞きましたよ! ストーンが三分の一も元に戻ったって」

「私も、それ! 知ってる! この間、ナーサティアとアムール新聞読んでたから」

「ダっ......ダスラ」

「ん、なぁに?」

「お前......新聞、読めたのか」

「っな、何よ! ......失礼ね。カゲンこそ、字なんかろくに読めない癖に......」

「何?!」

賑やかな雰囲気になっているところ、エンデュはバッカスに言った。

「賑やかなところ、悪いが......これで」

すると、エンデュはパールを支払った。カウンター席から立ち上がり外へ続く扉へ向かい、歩き出す......。

それを見て、カゲンはエンデュに言った。

「俺を置いて行くのか? それはないだろう......」

そうして、カゲンもパールを支払ってから出て行ったエンデュを追う様に出て行った。

「っあ、バッカスさん......パールが一つ多いです」

「おやっ」

「まったく......カゲンらしいね」

ダスラは、呟いた。

「あの、僕が返しに行きます」

「うん、任せたよ」

バッカスはそう言うと、アスハに微笑んだ。
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