ストーンメルテッド ~失われた力~

数ヶ月たつと、ダークネスの神々はジュノを恐るあまり......彼女を殺すための計画を立て始めたのだった。

それを知る由もなかったジュノ。

この日、孤独な生活を送っているジュノは気分転換に新鮮な空気を吸おうと、森へ向かった。

きっと今頃、ニュクスは、闇の精霊達の世話に励んでいる頃であろう。

闇の精霊は、闇の神が親となり、育て上げる。そして、立派になった闇の精霊は、闇の神々の下部となる。

しかし、ジュノは......友達のようにいつか、共に闇の精霊達と暮らせる日が来ないだろうか? そればかりが頭に回る。

しかし、おかげでニュクスに縛られずにすむ日が出来、こうして、森に来ることが出来た。

何千年もの前から生き続ける木々達は太く立派だった。下に目を向ければ、真緑の綺麗な草が生い茂っていた。

真っ青な美しい羽を持つ、二匹の蝶は、彼女を歓迎するかの様に周囲を飛び交った。

思わず笑みを浮かべるジュノ。

しかし......

ふと、何かの気配を感じたジュノは辺りを見回した。

すると、居たのは、少し離れた場所で銃をこちらへ向けているダークネスの神、数人だった。

銃をこちらへ向ける神々の姿を目の当たりにしたジュノは......恐怖心が芽生えた。

「......どうして」

そして、思わず声を漏らす。

「おい、気付かれたぞ!」

そうして、ダークネスの神々は......一斉にこちらへ銃を撃った。

......バン、バン......バン!

しかし、ぎりぎりのところ彼女の体からはスルーした。

その代わり、立派に育った大きな木が何本か、傷んでしまう。

「嫌ー!!」

その傷ついた木々を目の辺りにしたジュノは、恐怖心が高まり、金切り声を上げた。

もう一度、こちらへ、今度は少しも外さずにしっかりとピントを合わせた神々は、銃を再びこちらに撃った。


......ジュノは、反射的に目を瞑る。


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