ストーンメルテッド ~失われた力~
サンは、飛空艇にしまい込んでいた包帯を取り出すと適当に左手に巻き付けた。
そうすると、飛空艇の上で横たわり夜の星空を見詰めているジュノの方に行こうと歩き出す。
彼女のその姿は、さっきと丸で違う。
丸で......牢獄から解放されたばかりで、外の世界に全くなれていない若者のようだった。しかし、そこには、何とも言えない輝きも秘めている。
二人は、飛空艇の上で横たわり夜の星空を見詰めながら話していた。
「だけど......どうして」
ジュノは、ぽつり、呟いた。
そして、丁度、冷えた風が吹き二人の髪は揺れ動いた。
「何故、私なんかが、そんなところへ......」
「オーディンから聞いたぞ? 君の力は素晴らしいってな。それなのに、ダークネスの神々は君の力を恐れている。だから、オーディンは......君の力を誰もが受け入れ、そして、きっと平和な日常も送れるあのアムール国へ送るように。と、俺に頼んだんだ。......君は幸せ者だよ」
今......なんて?
まさか......よね。
「............私の力が......素晴らしい?
だって、お母さんは、私の力は悪魔だって......」
彼女は......サンの言葉を疑い、そう言い出した。
「......それは、君の魅力を分かっていないだけさ。あんまり、気にするな」
サンは、そう言ってこちらを見ると、ニッと笑った。
彼は、真顔だと大人で色っぽいが、笑うと......それは、若者らしく幼く、愛らしく見えるものだった。
ジュノは、サンに最初は戸惑った。しかし、徐々に笑顔で見詰めてくる彼を受け入れていき......いつの間にか自分も笑っていた。
「あっ! あの星、骸骨に似てる。あっ! しかも、笑ってる」
サンは、夜空に浮かぶ星を見たまんま、そう言った。
「嫌だ......何だか、不気味じゃない?」
「そうかなぁ。だって、ほらっ、楽しそうな顔してるよ?」
「骸骨が笑うなんて......怖い」
「ふっ。君は、本当に外の世界を知らないんだね」
サンは、馬鹿にしたような口調で言った。
「迷い森から外の世界は、知らないもの......」
そして、ジュノは落ち込むように言った。
「君は、これから知るんだ」
サンは、そう言いながら夜空を見詰めた。
そうすると、飛空艇の上で横たわり夜の星空を見詰めているジュノの方に行こうと歩き出す。
彼女のその姿は、さっきと丸で違う。
丸で......牢獄から解放されたばかりで、外の世界に全くなれていない若者のようだった。しかし、そこには、何とも言えない輝きも秘めている。
二人は、飛空艇の上で横たわり夜の星空を見詰めながら話していた。
「だけど......どうして」
ジュノは、ぽつり、呟いた。
そして、丁度、冷えた風が吹き二人の髪は揺れ動いた。
「何故、私なんかが、そんなところへ......」
「オーディンから聞いたぞ? 君の力は素晴らしいってな。それなのに、ダークネスの神々は君の力を恐れている。だから、オーディンは......君の力を誰もが受け入れ、そして、きっと平和な日常も送れるあのアムール国へ送るように。と、俺に頼んだんだ。......君は幸せ者だよ」
今......なんて?
まさか......よね。
「............私の力が......素晴らしい?
だって、お母さんは、私の力は悪魔だって......」
彼女は......サンの言葉を疑い、そう言い出した。
「......それは、君の魅力を分かっていないだけさ。あんまり、気にするな」
サンは、そう言ってこちらを見ると、ニッと笑った。
彼は、真顔だと大人で色っぽいが、笑うと......それは、若者らしく幼く、愛らしく見えるものだった。
ジュノは、サンに最初は戸惑った。しかし、徐々に笑顔で見詰めてくる彼を受け入れていき......いつの間にか自分も笑っていた。
「あっ! あの星、骸骨に似てる。あっ! しかも、笑ってる」
サンは、夜空に浮かぶ星を見たまんま、そう言った。
「嫌だ......何だか、不気味じゃない?」
「そうかなぁ。だって、ほらっ、楽しそうな顔してるよ?」
「骸骨が笑うなんて......怖い」
「ふっ。君は、本当に外の世界を知らないんだね」
サンは、馬鹿にしたような口調で言った。
「迷い森から外の世界は、知らないもの......」
そして、ジュノは落ち込むように言った。
「君は、これから知るんだ」
サンは、そう言いながら夜空を見詰めた。