おとなしくアタシに溺れなさい!
やれやれ、仕方ないな。


寝起きでのどが渇いてお腹もすいていたけれど、アタシはいつものスマイルを顔に張り付けて席を立った。


「アタシに用事ですか?」


あまり背の高くない先輩にそう聞くと、自分から呼び出したくせに赤面しておどおどしている。


反応は初々しくて悪くないかな。
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