無口なカレとの甘い恋

「ねぇ、あの二人ってどういう関係なの?」


「家が近いらしいよ~」


「幼なじみってやつ?」


「って、聞いたけど、どうなんだろうね~」


周りのヒソヒソ声が耳に届いて何となく居心地が悪くなる。


昔から、女の子に大人気だった伊織君と一緒にいるとひがまれてよく文句を言われた。


中学時代なんて、伊織君の同級生の女の子たちから中庭に呼び出されて文句を言われたこともある。


「瀬戸君と家が近いからって調子に乗ってんなよ!!」って。


だけど、すぐにそれはなくなった。


伊織君が裏で手を回してくれたのは、一目瞭然だった。

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