この恋のとろける温もりを感じたい
「あ...貴崎さん...ど、どうしたんですか?」
前触れもなく現れるから会う前に気持ちを落ち着かせようと思っていたはずなのに胸が弾けちゃう。
「急に雨が振り出してきたから蘭花ちゃん傘持ってないかなと思って、迎えに来たよ」
「...すみません、今電話しようと思っていた所で」
嬉しくて嬉しくて、顔がニヤけてしまいそう。
「僕のお店に行きましょうか」
桃也さんは、左手を前に出すと私の手を取り夕方の雨の降る中一緒に歩き出した。