この恋のとろける温もりを感じたい
「外の夜景が綺麗だから...見てます」
そうだよ桃也さんがイジワルだから、こんな顔になっちゃうの――...。
「蘭花、沢山食べると良いよ」
私と桃也さんは、画廊の近くにある洋風居酒屋に歩いて来ていた。
ここは少し前、田所さんと一緒に来た場所。それに桃也さんが綺麗な女の人に口説かれて居た場所でもある。
「はい...」
桃也さんはビールを片手に私の食べる口元を追っているように見えた。
「あの...食べないんですか?」
「うんん...病み上りだからね」