この恋のとろける温もりを感じたい
濃厚なラブシーンを終わらせると桃也さんは私の手を引っ張りおじい様の場所へ行こうと
こうして中庭に来てサンダルに足を通し桃也さんの後を歩いていた。
あれ...この香りは?
周りを確かめ香りのする方へ顔を向けると沢山の金木犀が咲いていた。
「金木犀?」
「気づいたの?」
金木犀は、おばあちゃんが大好きだった木。
「はい...」
「僕の祖父も金木犀が好きでね...
奥にも沢山の金木犀がここ狭しと香りを漂わせているよ。狂い咲きなのかな...昔から、いつもこの時期になると咲くんだよ」