この恋のとろける温もりを感じたい
「あ...」
「蘭花どうしたの?」
こんな雰囲気なのに花より団子を取るなんて恥かしくて言えないよ。
「うんん...別に」
「花より団子かな、目の前にある、イカ焼きに胃を誘われたみたいだね」
クスリと笑う桃也さんは、私の手を引っ張りイカ焼きの屋台の前で足を止めた。
「そんな事無いです...ただ...」
「ただ?」
もう色気ゼロ。
手を掴みながら赤い顔を下に向け呟いた。
「食べたいです...」