この恋のとろける温もりを感じたい


女は狐だと知られたから男は狐の元から去って行ってしまった。


けど狐は、ずっと桜の下で待った。


雨の日も風の日も、そして何年経ち気づくと去って行った男が桜の下に戻って来たけど雌狐の姿は無かった。


『悪かった...好きだと言う気持ちは嘘ではなかった』


桜の下で男が泣いていると枝垂れ桜が風に揺れ桜の花びらが男の前に落ち、その花びらが女の姿に変って


『帰って来てくれて、ありがとう...』そう一言残し女の姿は消え


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