この恋のとろける温もりを感じたい
他にも聞きたい事があるんです、どうして絵を描かなくなったのか。
桃也さんは、それ以上話してくれそうに無い。これ以上突っ込むと困らせてしまうの?
私は、喉まで出ている言葉を飲み込み手を引かれながら嵐山の桜道を歩き桃也さんの実家に戻った。
「桃也さん、夕飯は、どうなされたのですか?」
「歩きながら色々食べてきましたよ、蘭花、まだお腹は空いてる?」
桃也さんは、ヒールを脱いでいる私に声をかけて来た。
お腹一杯のような、でも少し何か食べたいような。