この恋のとろける温もりを感じたい
「瑞希さん、ありがとうございました。ちょっとだけ桃也さんの事が分かった気がします」
「蘭花ちゃん大丈夫よ桃也さんならきっと、もう一度筆を手に取るわ」
――きっと
曖昧な言葉だけど未来が見えないわけじゃない。
でも確実だとは言えない。
聞えない程度の溜め息を吐きカラカラになった喉を潤す為、目の前にある、お水を一口含んだ。
少しだけ辛い。
知りたくて桃也さんの事を聞いたはずなのに桃也さんに会ったら、どんな顔をして接すればいいのか分からない。