godlh
逃げろ
「誰もいないところがいいよね?」
「別に・・・。なんなら、ここで話してくれてもいいよ。」
一瞬、気持ちが戻った気もした。が、それは梢への当てつけの気持ちが、強く働いたと言う事がよくわかった。こうしてふたりでいると、全く気持ちを感じない。
それが、彫野への態度に表れていた。
「そんな事、言わないでよぉ。」
わざと、おどけて見せた。
「だって、なんでふたりきりになる必要があるの?」
「え・・・?!」
< 140 / 206 >

この作品をシェア

pagetop