あの子になりたい





「あなたと春樹は付き合ってたの?」





私、春樹が誰かと付き合ってるって聞いたことない。





「付き合ってねぇよ。でも絶対あんたより私の方が春樹を好きだから。」





そう言ってその女は横の男に耳打ちした。





「じゃあ、遠慮なく。」





3人の男が近寄ってくる。





やだ。気持ち悪い。こわい。





私の頭は真っ白になった。





私の怯えた顔を見て笑ってる男と女。





3人のうちの1人が私にまたがった。





「やっぱ可愛いな。こんな子とヤれるなんて最高だよ。」





男は舌なめずりをしてこっちを見てる。





「そいつ、好きにしていいから。」





その後ろから女の声も聞こえた。





やばい。どーしよ。逃げれない...!




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