ヒマワリ君の甘い嘘



***



次の日。



「(朝から不思議な夢見ちゃったなぁ…)」



重い身体を無理矢理学校まで連れて行き、いつもと同じように席に着く。



「おはよ!小夏!」



「あ、おはよう華」



昨日のことが合ってから、華と話す度に高崎くんを思い浮かべてしまう。


だめだ、私が気にすることじゃない。


いつもそう言い聞かせている。

そうでもしないと、私うっかり墓穴とかほっちゃいそうだもん。



「あ、おはようー高崎!」



華が通りがかった高崎くんに声をかける。


「お。おっはよ〜」


や、やっぱり気にしないなんて無理だよ〜。


高崎くんはいつも通りだし、華もいつもと変わらず元気だし。


私だけが頭の中で、必死に何時もの私になろうとしている。


「あれ?日向は?」


華が不思議そうに高崎くんに尋ねた。


本当だ…。いつもならこの時間、日向くんはこの席に座って、高崎くんの話を嫌そうに聞いているのに。



「んー、俺もわかんないんだよね。連絡ナシ」


「そっか…。何かあったのかな?何か知ってる?小夏」


なんで私が知ってるの!?


「し、知らないよ」


「風邪かなー?ま、いいや。女子が静かだし」


それは言い過ぎだよ華…


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