哀しみの瞳

秀一の決断



(秀一)
「もうっ、来春には、此処には居ないよ!安心しろ!けど、僕が居ないからといって、好き勝手な事は、許さないぞ!」




(美佐子)
「えええっ!秀ちゃん、居ないって…何処行くの?」


(甚一)
「進路何処にするか、決めたのか?」



(秀一)
「ええっ、決めました。報告するの遅れてすみません。塾の先生とも、色々相談して、自分の今の実力だと、どの辺なのかという事を…最後は自分で決めました。」



(秀)
「地元じゃないってことか?東京でもなくて。」



(秀一)
「はい!東北大へ行こうと思ってます。私立は、一応経験の為に都内の3校を受けさせて貰って良いでしょうか?」




(甚一)
「学部は、どうする?」



(秀一)
「ええっ、理学部の数学科にしました。」



(秀)
「法学部は考えなかったのか?」



(秀一)
「いえっ、僕はそこまでは、頭よくありませんから、まぁ…その大学の二次試験が、英語と数学だけなので、それで、いけるかなぁ、と思いまして…」




(甚一)
「じゃ、センター試験は、千葉大で受けて、二次試験は、その東北大まで行って受験するってことか?」
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