哀しみの瞳
剛が、二階より、頭を掻きながら降りてきた。


(剛)
「お早う!!ああっ、俺っ、最後?とか?」


(重子)
「私達は、もう、とっくに、食べ終わったよ!何だねぇ、もう、寝坊かい?学校始まったら、自分で起きて、自分の事は自分でしなさいよ!」


(剛)
「分かった。分かった。相変わらず元気だなぁ!ばあちゃんはー。ところで、吉川っ!今日お前、どうするぅ?俺学校へ、ちよっと、手続きしに行く用事あるけど…」


(理恵)
「私、おばあちゃんと、家に居るから、色々話す事あるから」


(剛)
「分かった!あっ、何か、買って来て欲しい物あったら…いやっ、俺が買うのも、おかしいよなぁ」



(重子)
「午後から、私と理恵ちゃんとで、一緒に行ってくるから、お前は、安心して、自分の事片付けて来なさい!」



(剛)
「じゃぁ!ばあちゃん、吉川の事…よろしくな!」
< 95 / 296 >

この作品をシェア

pagetop