・約束・2
「雅也・・・明日・・・仕・・事は?」
「ん・・・朝・・・からっ」
「大・・・丈夫なの?・・・起きれる?」
「ふふっ。子供じゃないんだから、起きれるよ」
首元に顔を埋められ、思わず声が漏れた。
「アッ・・・」
・・・雅也が私のコト‘オマエ’なんて呼ぶの、
初めて聞いた・・・
ホンキの言葉、真剣な瞳だった。
私だって・・・雅也を離したくない。もう、離れたくない・・・
どうしたら、このキモチが届くのかな・・・
私を優しく抱く腕から離れないように、強く抱きついた。
「春夏・・・?」
「雅・・・也っ!! もっと強く抱い・・・てっ・・・」
放った言葉に応える様に、動くリズムが激しくなる。
まるで、今までの気持ちをぶつけるかの様に・・・私に重なった。