危険なアイツと結婚生活
それから、紅さんと色んな話をした。
蒼の昔話や、優弥さんのこと。
そして、子供のこと。
たくさん笑って、たくさん感動した。
あぁ、この人がお義姉さんで良かった。
そして、蒼と結婚出来て良かった。
時計の針が二時を回る頃、玄関の扉が開いた。
ライブを終えた蒼に会うとき、いつもドキドキして気恥ずかしくなる。
だって、あの碧がいるんだから。
あたしを骨抜きにして、身体の芯まで沸騰させたあの人がいるんだから。
ライブの時みたいに荒々しく髪をかき上げ、
熱のこもった視線であたしを見て、
そして色っぽい声で囁く。
「唯。第二ラウンド、いくか」
……なんて、あたし、なんて妄想しているんだろう!!