キミとひとつになれたら




床で寝よう。


そう思って、ベットから下りた。









「どうしたの?」



後ろから声がした。





振り向くと、寝てたはずの四ノ宮くんが起き上がってこっちを見てた。




「えっと…床で寝ようかな、と……」


「そういう気遣いはいいから。戻っておいで」


「でも……」




やや強引に、ベットに戻され、再び私はベットの上に四ノ宮くんと並んで寝た。






「たまにはいいじゃん。……恋人同士なんだから」


「そう、だね……」





そっか……。
恋人って、こういう事もするんだ。



距離、近いな……。






「ドキドキする……」



誰かと寄り添って寝るのも、兎角、久しい気がした。



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